MOTION / EVENT / SPACE VISUAL
披露宴会場を、
別世界へ。披露宴会場スクリーン演出|株式会社空間コム様ご依頼

※本ページに掲載している会場合成画像は、制作過程で演出の見え方を検討・提案するために作成したモックアップです。実際の完成会場・施工状態を示すものではありません。
スクリーンに映像を流すのではなく、
会場の向こうに景色をつくる。
株式会社空間コム様よりご依頼いただき、披露宴会場の大型スクリーンで使用する演出ループ映像を制作しました。
正面いっぱいに広がるスクリーンを、単なる一枚の映像面として見せるのではなく、「窓の向こうに景色が続いている」「壁そのものが別の空間へ変化した」と自然に感じられることを目指しています。星空、海、雲、カーテン、建築的な壁面など、会場の印象を変える複数の方向性を検討しました。
ただし、披露宴で主役になるのは映像ではありません。新郎新婦やゲスト、式そのものを引き立てる背景に徹するため、視線を奪うような大きな動きは避け、ゆっくりとした変化と空気感を中心に設計しています。
映像演出 / ビジュアル設計 / パース設計 / アニメーション / 完全ループ設計
スクリーンの実寸・床からの設置高さを踏まえ、実空間と映像内の景色が自然につながるように設計

窓の向こうが、本当に続いているように。
この制作で特に意識したのが、スクリーンと実空間のパースです。スクリーンの床からの設置高さや実際の大きさをもとに、映像内の窓枠、水平線、景色の高さ、消失点の見え方を調整しました。
ただ美しい景色を横長に配置するだけでは、会場から見たときに「スクリーンに映った絵」に見えてしまいます。実際の壁の延長として窓があり、その向こうに海や星空が続いているように感じられる位置関係をつくることで、映像と会場の境界をできるだけ意識させないようにしています。
映像は、あくまで背景。
式の主役を盛り上げるために動く。
披露宴中に長時間再生される映像だからこそ、演出そのものが強く主張しないことを大切にしました。星や光、雲、水面などの動きは控えめにし、会話や食事、入退場など式の進行へ自然に寄り添う速度に調整しています。
ふと視線を向けたときには空間の変化を感じる。一方で、見続けていなくても落ち着いてそこに存在できる。そのくらいの存在感を狙っています。
完成形を決める前に、
会場でどう見えるかを確認する。
以下は、制作過程で演出の方向性を検討・提案するために作成したモックアップです。実際の完成品を示すものではなく、スクリーンに各ビジュアルを配置した場合、会場全体の印象がどのように変化するかを確認するためのイメージとして制作しています。





“映像らしくない映像”も、空間演出になる。
幻想的な景色だけでなく、木や石の質感を使った壁面表現も提案しました。映像として目立たせるのではなく、もともとその場所に存在する内装のように馴染ませる方向です。
大型スクリーンは、派手な映像を見せるためだけのものではありません。建築やインテリアの一部として見せることで、式の雰囲気を壊さずに空間そのものの表情を変えることもできます。


再生が一周したことを、
感じさせない。
制作した映像は、繰り返し再生した際にも切れ目が生まれない完全ループとして設計しています。開始と終了を意識させる展開をつくらず、最後のフレームから最初のフレームへ戻っても、景色と動きがそのまま続いているようにつなげています。
披露宴では、数分の映像を一度見せて終わるのではなく、長い時間その場の背景として存在します。そのため「何分の作品か」よりも、「何時間流れていても違和感がないか」を基準に設計しました。
動きを控えめにすること、ループの継ぎ目をなくすこと、そして実空間のパースに合わせること。すべて、映像そのものを主役にするのではなく、式の主役を盛り上げるための背景として機能させるための設計です。
目立つための映像ではなく、
その場を特別にするための映像。
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