【MORUTARU】灰皿 - studio MONDAY BLUE

毎日を走り続ける人は、
止まりたいから一息つくのではない。

次の一歩を踏み出すために、
ほんの数秒、呼吸を整えるだけだ。

この灰皿は、その「数秒」のためにある。
言い訳も、慰めも、甘やかしもない。
ただ、黙って受け止める。

モルタルは硬くて、無骨で、まっすぐだ。
余計な感情をのせないから、心が揺れない。
その無機質さが、逆に強さを支える。

美しさより、折れないこと。
やさしさより、貫くこと。

この灰皿は、
「まだ行ける」と自分に言える人のための道具です。

ひとつひとつ、手でつくっています。
強く生きる人に、静かに寄り添う相棒として。

「LIFE IS LIT.」
一度、火がついた人生は、もう引き返せない。

この灰皿は、覚悟のあとにある日常のための道具だ。
迷いを断ち切った人は、進むしかない。
それは華やかでも、派手でもなく、
静かで、孤独で、でも確かに前へ向かっていく時間。

モルタルの無骨さは、余計な飾りを剥ぎ落とした姿。
他人に説明できない熱、それでも消えない火。
その火を恥じないで生きるための、小さな着火台。

吸い殻を置く動作は、休みではなく、再点火だ。
「まだ行くのか？」ではなく
「行くしかないだろ。」という合図。

LIFE IS LIT.
人生はもう燃え始めている。
なら、燃え尽きるまで進め。

灰皿というアイテムに込めたのは「余裕」と「思考」のメッセージ。
考えを捨てるためじゃなく、考える自分に戻るための時間。

吸うその瞬間だけ、世界を一旦止める。
煙を見つめ、呼吸が整ったあとに、ようやく思考はまっすぐになる。

慌てて決めるな。
焦って判断するな。
自分の「中心」に戻ってから、進め。

モルタルの重さと無音さは、余計な感情を引き算する。
混乱が沈むまでの数秒を、静かに受け止める。

考えることは、戦うことだ。
だからこそ、考える前の呼吸が必要になる。

SMOKE, THEN THINK.
まず吸え。それから考えろ。

モルタル素材ならではの重厚さと存在感で、
インテリアにも映えるシンプル&クールなデザイン。

自宅やオフィスに置くだけで空間がぐっと引き締まります。