この記事は、
MONDAY BLUEが考える「体験設計」という思想の中で、
特に効果とエンターテイメントの関係性の視点にフォーカスして整理した補足記事です。
効果重視は、冷たいものだと思われがち
「効果重視」「数字重視」「ROI重視」という言葉には、どこか冷たい印象があります。感情や世界観、楽しさとは相反するもの。そう感じている人も多いかもしれません。集客もまた、数を集めることや効率の話になりがちで、導線は最短距離を詰めるための仕組みとして扱われることが多い。効果を追うほど、無機質になり、効率と最短距離だけが正義になる。そういうイメージです。
けれど、実務の現場で本気で効果と向き合っていると、まったく逆の景色が見えてきます。集客がうまくいかないとき、多くの場合、問題は数ではなく体験の流れにあります。導線のどこかで温度が下がり、世界観が切れ、感情が置き去りになっている。効果を突き詰めていくと、最後に行き着くのは、意外にも「エンターテイメント」に近い構造です。
記憶に残るものが、効果につながる。
効果が出るものには、共通点があります。それは、記憶に残ることです。なんとなく見たものではなく、「あれ、よかったな」「あれ、ちょっと面白かったな」と、感情を伴って覚えられている。記憶に残るから、比較されたときに思い出される。思い出されるから、選ばれる。効果とは、その連鎖の結果です。
数字の裏側では、感情が動いている
CTR、CVR、滞在時間、直帰率。こうした指標は、無機質な数字に見えますが、その裏側で起きているのは、とても人間的なことです。ワクワクしたか。分かりやすかったか。自分ごととして感じられたか。納得できたか。信頼できたか。効果とは、感情が動いた結果であり、行動は感情の痕跡だと言えます。
離脱は、体験が成立していないサイン
離脱、スキップ、読まれない、見られない、選ばれない。これらはすべて、体験として成立していないというサインでもあります。つまらない。よく分からない。関係なさそう。覚える理由がない。数字は冷たく見えますが、実際にはかなり正直に「人の気持ち」を反映しています。
エンターテイメントとは、感情が動く体験の設計
エンターテイメントとは、派手な演出や盛り上げのことではありません。本来は、人の感情が動くように設計された体験のことです。驚き、納得、共感、発見、安心、期待。そうした感情の動きが、体験の中に組み込まれている状態です。
効果改善は、体験改善である
本気で効果を追いかけると、自然と体験の質に向き合うことになります。なぜなら、感情が動かない体験は、どれだけ論理的に正しくても、行動につながらないからです。どれだけ条件が整っていても、心が動かなければ、人は選びません。だから、効果改善とは、体験改善そのものになっていきます。
世界観・導線・エンタメは、同じ構造を持っている
世界観は、どんな感情の温度で受け取ってほしいかという意図です。導線は、その感情にたどり着くための体験の流れです。そしてエンターテイメントは、その流れの中で、感情がきちんと動くように設計された状態です。この3つは別物のようでいて、実務ではほぼ同じ話をしています。
面白さと効果は、対立しない
よくある誤解は、「面白さ」と「効果」を対立するものとして考えてしまうことです。でも実際には、最も効果が出る設計は、最も体験として洗練されていることが多い。覚えられ、語られ、また触れたくなる。そういう体験は、結果としてエンタメ構造を持っています。
効果のために、体験を設計する
MONDAY BLUEが向き合っているのも、派手な演出をつくることではありません。効果のために、体験を設計することです。世界観を定め、導線を組み立て、感情が動くポイントを設計する。その積み重ねの先に、結果として「エンターテイメントのような体験」が立ち上がります。
効果至上主義の行きつく先
最高のマーケティングは、最高のエンターテイメントに近づいていきます。なぜなら、人は、感情が動いた体験しか覚えていないからです。数字を突き詰めるほど、体験に向き合わざるを得なくなる。そして体験を突き詰めると、エンターテイメントの構造に行き着く。
効果とは、冷たい指標ではなく、体験が成功した痕跡です。そう考えると、効果を突き詰めた先に、エンターテイメントが待っているのは、むしろ自然な帰結なのかもしれません。
MONDAY BLUEの体験設計に対する考え方は、MONDAY BLUEは「体験設計」を徹底的に考えるの記事をチェック!