AIイラストは便利。でも、あと一歩が届かない
AI生成イラストは、スピードもコストも圧倒的です。ラフ作成、アイデア出し、イメージのたたき台としては、すでに実務レベルで使われています。実際、MONDAY BLUEでも、用途によってはAIを積極的に活用します。
ただ、多くの現場でよく聞くのが、「なんか惜しい」という声です。全体の雰囲気はいいのに、どこか違和感がある。使えそうだけど、そのままでは出せない。クオリティの問題というより、「仕上げ」の部分で引っかかるケースが非常に多いです。
よくある“AIイラストのかゆい所”
実務でよく出てくるのは、こうしたポイントです。
・手や指の形が不自然
・表情が微妙に固い、感情が伝わらない
・線の強弱がなく、のっぺりして見える
・構図はいいが、視線誘導が弱い
・キャラクターの個性が薄い
・ブランドの世界観に合っていない
・細部の整合性が取れていない
AIは全体像を作るのは得意です。ただ、「意味のある違和感のなさ」や、「意図を持った崩し」は、まだ苦手です。そこが、人の手が入ることで、一気に変わります。
手描き修正が入ると、何が変わるのか
イラストレーターの手が入ることで、一番大きく変わるのは「意図」です。ただきれいにするのではありません。「このキャラは、どんな性格か」「この表情で、何を伝えたいのか」「この構図で、どこを見てほしいのか」。そうした意図を読み取り、線と形に反映します。
結果として、イラストは「それっぽい画像」から、「使える表現」に変わります。広告、Web、資料、パッケージ、SNS。実際に人に見せるためのクオリティに引き上げる工程が、手描き修正です。
AI×手描きは、対立ではなく分業
よく「AIか、人か」という議論になりますが、実務ではその考え方はあまり意味がありません。速く作るところはAI。意味を作るところは人。役割を分けることで、スピードとクオリティの両立ができます。
MONDAY BLUEでは、AIをラフやベースとして使い、そこからイラストレーターが仕上げる、という流れも多くあります。このやり方は、ゼロから描くよりもコストを抑えつつ、クオリティを担保できるケースが多いです。
ブランドや世界観に合わせる、という工程
特に重要なのが、「その会社らしさ」に合わせる工程です。AIは平均値を作るのは得意です。ただ、ブランドの空気感や、世界観のトーンまで理解して描き分けるのは苦手です。
手描き修正では、色味、線のタッチ、表情の作り方、デフォルメの度合いなどを調整し、「その会社の絵」に仕上げていきます。ここが、ストック素材や生成画像との決定的な違いになります。
すべてを描き直す必要はない
誤解されがちですが、手描き修正は「全部を描き直す」ことではありません。良い部分はそのまま活かし、違和感のある部分だけを整える。必要なところだけ、意味のある修正を入れる。だからこそ、スピードとコストのバランスが取れます。
MONDAY BLUEのスタンス
MONDAY BLUEでは、AI生成イラストを否定しません。むしろ、正しく使えば、非常に強い武器になります。ただ、そのまま出すのではなく、「使える表現」に仕上げることを重視しています。
AIで作ったイメージを、イラストレーターの手で整える。世界観に合わせて調整する。キャラクターとして成立させる。その工程まで含めて、はじめて「仕事で使えるイラスト」になります。
AIと人の手、それぞれの強みを活かす。
そのちょうどいいバランスを設計するのが、MONDAY BLUEのやり方です。
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