「MONDAYBLUE」という名前に込めたもの

「MONDAYBLUE(マンデーブルー)」という屋号の由来は、とてもシンプルで、とても人間的です。
それは、“月曜日の憂鬱”という意味から来ています。

誰にでも覚えがある、あの気持ち。
週の始まりに、胸の奥で重く沈むような感覚。
「また始まるのか」と思うあの瞬間。
でも、その“月曜日の憂鬱”こそ、人が生きるうえで最も真実に近い時間だと私たちは思うのです。

「嫌いだけど、好きな時間」

月曜日の朝は、多くの人にとって“すごく嫌な時間”です。
休日の余韻も、昨日までの夢も、現実の前ではあっという間に溶けていく。
それでも、私たちはその時間を「嫌いではあるけど、好きな時間」として捉えています。

なぜなら、憂鬱さの裏側には、いつも“向き合う自分”がいるからです。
自分の人生、過去、キャリア、そしてこれからの生き方。
誰もが一度は月曜の朝に、自分と静かに対話したことがあるはず。
そこには、酸いも甘いも混ざった「生きている時間」が詰まっています。
MONDAYBLUEという名は、そんな“人間らしい瞬間”にこそ美しさがある、という確信から生まれました。

「世界は優しくない」──だからこそ、優しさを作りたい

この屋号をつけたもう一つの理由。
それは、もっと切実で、もっと根源的な思いからです。

世界は、決して優しくありません。
理不尽で、冷たくて、努力が報われないこともある。
誰かの正義が、別の誰かを傷つけることもある。
そんな現実を、私たちは日々目にしています。

だからこそ、MONDAYBLUEは“優しさを生み出す場所”でありたいと願っています。
誰かの心の中に、ほんの少しでも温度を残せるように。
それがデザインであれ、アニメーションであれ、あるいは雑貨という形であっても。

「世界は優しくない。だからこそ、私たちは優しさを選ぶ。」
その想いが、MONDAYBLUEという名にすべて込められています。

優しさを形にするものづくり

MONDAYBLUEが手がける作品や商品は、すべてこの哲学を軸にしています。
私たちが展開する雑貨ブランド「noon」では、日常に寄り添い、暮らしに溶け込むデザインを目指しています。

たとえば、使う人の生活に小さな余白をつくるような雑貨。
“誰かの一日が、少しだけ軽くなるように”というメッセージを込めて。
それは単なるモノづくりではなく、「優しさの形を探す試み」です。

また、アニメーション制作でも同じ思想が流れています。
情報が溢れ、映像が一瞬で消費されていく時代に、MONDAYBLUEは“残る映像”を作りたいと思っています。
一人の記憶の中で生き続けるような作品。
見た人の人生のどこかに、静かに居続けるような物語。

そんな“優しさの残り香”を届けることが、私たちの使命です。

どんな「マンデーブルー」にも寄り添えるように

MONDAYBLUEの活動は、デザイン、アニメーション、世界観づくり、ブランド開発など多岐にわたります。
けれど、そのどれもが共通しているのは、「誰かの心の重さを少しでも軽くしたい」という想いです。

世界は優しくない。
けれど、そこにほんの少しの光や余白を差し込むことはできる。
それが私たちの考える“デザイン”の役割であり、“物語”の力です。

すべての「マンデーブルー(月曜日の憂鬱)」を、少しでも軽くする。
そのために、私たちは今日もまた、静かに手を動かしています。

終わりに

「月曜日の憂鬱」という言葉には、避けられない現実の重さがあります。
でも、MONDAYBLUEはその憂鬱の中にこそ、優しさの芽があると信じています。

私たちのデザインや映像、そしてnoonの雑貨が、誰かの日常の中でそっと寄り添い、
“この世界も、悪くないな”と思える瞬間をつくれたなら。

それこそが、MONDAYBLUEという名前に込めた、いちばんの願いです。

studio MONDAY BLUEは世界観をカタチにするクリエイティブスタジオです。 「幅広いスキル、豊かな発想力、徹底的なこだわり」を強みに、お客様のお悩みや夢にお客様以上に向きあい、一緒に楽しみながら世界観の表現をしています。

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