アニメーションにはさまざまな種類があります。そして、どの種類を選ぶかで、制作費や効果は大きく変わります。2Dアニメーション、3DCG、モーショングラフィックス、実写合成など、手法だけを見れば選択肢は豊富です。
しかし実際の制作現場では、「どの種類があるか」よりも先に決めるべきことがあります。
それは、この映像で“何を変えたいのか” です。
認知を広げたいのか。ブランドの世界観を伝えたいのか。問い合わせや採用応募を増やしたいのか。目的が変われば、最適なアニメーションの種類も変わります。ここでは、代表的な手法とその特徴、そして選び方の考え方を整理します。
そもそも、アニメーションの使い道について知りたいという方は、アニメーションの意外な使い道5選をご覧ください。2Dアニメーション(イラストベース)
2Dアニメーションは、イラストをベースに動きをつける表現方法です。キャラクターや背景、色彩設計によって、独自の世界観を構築しやすいのが特徴です。感情表現が豊かで、ストーリーとの相性が良いため、
・ブランドムービー
・採用向け動画
・物語性のあるCM
などに向いています。「共感」や「記憶に残る印象」を作りたい場合、2Dは非常に強い手法です。
こうした世界観重視の制作事例は、アニメ制作サービスの詳細ページでもご覧いただけます。3DCGアニメーション
3DCGは立体空間を構築し、カメラワークや光の表現を自由に設計できる手法です。
・製品の立体的な説明
・建築や設備の再現
・構造の可視化
といった用途に向いています。
リアルさや説得力を重視する場合に適していますが、一方で“温度”や“情緒”の演出は設計次第になります。
モーショングラフィックス
モーショングラフィックスは、文字や図形、写真素材などを動かして情報を整理する表現方法です。
・サービス内容の説明
・数値やデータの可視化
・SNS広告
など、情報をテンポよく伝える用途に向いています。理解を促す力は強い一方で、
世界観そのものを深く印象づける表現とは少し方向性が異なります。
モーショングラフィックス動画の特徴や、どんな用途に向いているのかをまとめて知りたい方へ。説明動画・広告動画・サービス紹介との相性も含めて、わかりやすく整理しています。
広告や採用だけでなく、サービス内容を分かりやすく説明する「説明動画」としても多くの企業で使われています。
実写+アニメーション合成
実写映像にアニメーションを組み合わせる手法です。人物の表情や空気感といった“リアル”を活かしつつ、視覚的な強調や世界観演出を加えることができます。企業紹介や医療・教育分野など、信頼感と演出を両立させたい場面で効果的です。
種類は「好み」ではなく「目的」で決める
ここまで読んでいただくとわかるように、アニメーションの種類にはそれぞれ得意分野があります。しかし実際の制作では、「2Dが好きだから」「3Dのほうがかっこいいから」という理由で決めることはほとんどありません。重要なのは、
・誰に届けたいのか
・どんな感情を残したいのか
・どの媒体で使うのか
・何秒で伝えるのか
こうした条件を整理したうえで、最適な手法を組み合わせていくことです。
たとえば、ブランドの再出発や復活を伝える映像であれば、物語性を持たせやすい2Dアニメーションと、十分な尺を確保した構成が有効になります。逆に、短期間で認知を広げたい広告であれば、テンポの良いモーショングラフィックスが適している場合もあります。
種類はあくまで“手段”。本質は、設計です。
WEBサイトでアニメーションを使用する際の費用については、WEBサイトにアニメーションを入れる際の注意点と費用|失敗しない設計 で解説しています。 制作前に整理すべき視点については、アニメ制作を依頼する完全ガイド|費用相場・流れ・失敗しない会社の選び方でも解説しています。まとめ
アニメーションの種類は多岐にわたります。厳密にはここで紹介したものよりも多くのアニメーション手法が存在します。しかし、本当に考えるべきなのは「どれがかっこいいか」ではありません。むしろ、考えるべきは「どの表現なら目的を達成できるか」です。映像は、作ること自体がゴールではありません。見た人の意識や行動を、少しでも変えることがゴールです。
だからこそ、種類の選択は最初の一歩であり、その前段階にある“設計”こそが、結果を左右します。